指定難病に関する個人情報が書かれた申請書を、山口県が別人に誤って送っていたことが13日、分かりました。県はすでに謝罪していて、再発防止に努めるとしています。

誤送付があったのは「指定難病特定医療費受給者証」の更新手続きに関する書類です。県健康増進課によりますと7月10日、受給者の家族から「別の受給者の申請書が同封されている」という内容の連絡があり、判明しました。申請書には名前や生年月日、住所、病名などの個人情報が記されていて、県は10日に申請書を回収し、12日、別の受給者の家族に直接謝罪したということです。

県は、封筒に申請書を入れる作業で、2人分が重なったまま封入してしまったと説明しています。

この受給者証は、指定難病の患者の医療費の負担軽減のため、基準を満たす人に交付されるものです。2022年分から利便性向上のため、申請書に現段階の情報を印刷して送付するようになっていました。県は、封筒の宛名と発送リストの照合を再度行うようにするなど、再発防止に努めたいとしています。