能登地方で続いている地震活動について、政府の地震調査委員会は、「時間の経過とともに減衰している」との見解を示しました。ただし、「一連の地震活動は当分続くと考えられる」として、強い揺れなどに引き続き注意するよう呼びかけています。

政府の地震調査委員会は11日、定例の会合を開き、6月の地震活動についての評価を行いました。このうち、能登地方で続いている地震活動について、委員会は「時間の経過とともに減衰している」としたうえで、地震の数は、全体として5月5日に震度6強を観測したマグニチュード6.5の地震が発生する前の状況に戻っているとの見解を示しました。

一方で、「これまでの地震活動や地殻変動の状況を踏まえると、一連の地震活動は当分続くと考えられる」として、強い揺れを伴う地震や津波に引き続き注意するよう呼びかけています。