一方、諏訪部(すわべ)自治会は話し合いの席につかず、現在もごみ処理施設の建設に反対を続けています。

■諏訪部自治会・茅野孝雄会長
「この場所は人口が密集した市街地で、このような公害が発生するものは人家をなるべく避けろと」
そもそも、新たなごみ処理施設の計画が作られたのは24年前、1999年にさかのぼります。
これまでに、上田市と東御市の3か所が候補地に選ばれましたが、いずれも地元の同意が得られず、断念。
その後、2012年に現在の清浄園の敷地が候補地となってから11年がたちました。
■諏訪部自治会・茅野孝雄会長
「今までの所(候補地)は、2年以内に地元が反対すれば計画は断念しますということになっているんですが、ここだけはどういうわけか断念しないんですが、なぜかなと」

諏訪部自治会では、候補地が浸水想定区域となっていることも反対理由の一つにあげています。
基本計画では水害対策として、焼却炉などの重要な施設は現在の地盤より5メートル以上高い位置に設置し、法律より厳しい排ガス基準を設け、住民の安心安全に配慮していくとしています。
■土屋陽一広域連合長
「自治会の役員のみなさまには丁寧に話し合いをもつようにお願いをしていきたい」

広域連合は7月中に、市内5か所で説明会を開き、2024年度には周辺整備を含め計画をまとめたい考えです。














