大雨の影響で、山口県防府市向島の県道で土砂崩れが発生して通行できなくなり、住民が孤立状態になっています。11日も土砂の撤去作業が行われていますが、復旧の見込みは立っていません。

原田暖子記者
「土砂崩れが発生した防府市向島に来ています。きょうも重機による土砂の撤去などが行われています」

10日、防府市向島の県道沿いの山で土砂崩れが起き、市街地につながる道が通れなくなりました。流れ込んだ木や土砂の撤去が進められていますが、復旧の見通しは立っていません。ほかに道はないため、49世帯・97人が住む小田地区の大部分で今も孤立状態が続いています。

きょうは、朝6時半に船で食料や飲料水などが届けられました。また、市から保健師が派遣され、地区の人々の健康管理を行っているということです。