東京電力・福島第一原発の処理水を海に放出する方針をめぐり、西村経済産業大臣が福島第一原発を視察し、放出設備の安全性を確認しました。

福島第一原発に溜まり続ける処理水をめぐっては、政府は今年夏頃に海への放出を始める方針で、放出に向けた準備が進む中、西村経済産業大臣はきょう、福島第一原発を訪れました。

西村大臣は先週、原子力規制委員会の検査に合格した放出設備を視察したうえで、問題が起きた際に処理水の放出を止める緊急遮断弁などの安全対策を確認しました。

西村康稔経済産業大臣
「処理水の処分は決して先送りできない課題。その安全性の確保について、着実に対応がなされてるところ、万全を期しておられるところを体験をさせていただいた」

西村大臣は東京電力に対し「緊張感を持って対応してもらいたい」と要請、あすは福島の漁業関係者と会い、処理水の安全性などを説明する予定です。