6月末の大雨の影響の影響で、富山県立山町を流れる常願寺川の護岸擁壁が30メートル以上にわたって崩落していたことがわかりました。

常願寺川沿岸用水土地改良区連合によりますと、崩落したのは立山町横江野開にある常願寺川右岸の護岸擁壁で、長さ30メートル以上にわたって崩れ落ちました。6月末から7月頭にかけての大雨の影響によるものとみられています。

これを受けて国土交通省は、8日、今後の状況を把握するための定点カメラを設置したほか、10日は関係者らが現地を視察しました。

崖の上部には幹線水路が流れていて、主に富山市・立山町・舟橋村の農業用水として使われています。

今のところ、幹線水路の崩落は確認されていませんが、今後、護岸の崩落が進むと影響が出る可能性もあり、国土交通省や農林水産省は対策工事を検討しています。