
現れた中身は…。
学年ごとにリボンで結ばれた紙の束でした。
実行委員会の担当者からひとりずつに配られます。焦る心を落ち着けて、手にした“児童”たちは…。





当時の6年生:
「作文と…ひどい。なんか変な絵出てきました。でも意外にきれいに残っている」
当時の6年生:
「作文の題名が秋。なんだかわかりません。全然覚えてない」


当時の6年生:
「(作文が)『私とまゆみちゃん』ってなってるんですけど、まゆみちゃんって誰?恥ずかしい。今読むと恥ずかしいです」
50年前、タイムカプセルを作った時の白黒写真に、楽しそうな表情で写っていた“男の子”は…


当時6年生でタイムカプセルを運んでいた“男の子”:
「みんなで入れた思い出しかないんですけど。そんな細かい思い出は残っていない。作文は100周年に向けてみたいな題材になっていて、心に残るもの、形にないものでも色々なものをやってみたいですと。これが今の会につながっているんだと思うんだけど。色々あったけどこれからも頑張っていかなければと。昔の仲間と会えたのが一番うれしい」
そして当時、代表してタイムカプセルを天井に持ち上げるため、ロープを持っていたのが今回の実行委員会会長、林恒好さんです。


実行委員会の会長・林恒好さん:
「先生が盛り上げて全員でわーっとあげた記憶はある。子供でしたからね、へーそうなんだ100年、へーってそんな感じですね」
そんな林さんの作文には…
林さん:
「いまの学校はとても面白いと書いてある。担任が今日来ている八田先生だったんですけど、その先生の授業が面白いと書いてある」
当時の担任だった八田先生も、会場に来てくれていました。




当時の6年生担任・八田嵩さん(81):
「林さんは成績が優秀で、なんかもう全然変わらない感じ。ただ顔は小学生のほうがものすごいかわいかった。今はどうのこうのじゃないんだけど…」


50年の時を経て大人になった子どもたち。タイムカプセルに残された当時の思い出が、あの頃の絆と笑顔を呼び起こしました。