富山県砺波市の廃校となった小学校で、50年前にタイムカプセルが作られていました。半世紀の間、ある変わった場所に眠っていましたが、8日、ついに開封のときを迎えました。中に入っていたのは…

タイムカプセル開封実行委員会の林恒好会長:
「50年前、タイムカプセルに品物を収めた時は、50年後のことなど想像もできなかったんですけど、日々は過ぎ、50年後のきょうを迎えることになりました」
50年前の小学生から届いたタイムカプセル。8日、ついに開封のときを迎え、タイムカプセルを作った当時の児童たちが50年ぶりに集まりました。

舞台となったのは、1873年に開校した富山県砺波市の般若小学校。創立100周年を記念して1973年に当時の全児童244人がタイムカプセルを制作しました。保管場所は、土の中ではなく…講堂の天井です。写真には、ロープとはしごで天井に運んでいる様子が残っています。





この児童たちの卒業後、般若小学校は、現在の庄東小学校に統合。タイムカプセルは体育館の屋根裏に移され、開封のときを待ち続けていました。
あれから50年。般若小学校があった場所に、当時の児童たち102人が顔をそろえました。今ではみんな57歳から62歳。酸いも甘いも経験した立派な“大人”たちです。
当時の先生たちもやってきて、カプセルが開く瞬間を固唾をのんで見守ります。