活発な梅雨前線の影響で、長崎県内は10日昼過ぎにかけても雷を伴った激しい雨が降る見込みで、気象台は土砂災害などに注意・警戒するよう呼びかけています。
酒井晶央記者「午前10時の長崎市です。地面を叩きつける激しい雨が降っています」

対馬海峡付近に停滞する梅雨前線の影響で、10日の長崎県内は大気の状態が非常に不安定となっています。気象台によりますと壱岐市石田では午前7時48分までの1時間に65.5ミリ、長崎市でも午前9時45分までの1時間に44ミリの雨が観測されています。

長崎県内では10日昼過ぎにかけても雷を伴った激しい雨が降るところがある見込みで、このあとの1時間降水量は南部と北部で30ミリなどとなっています。この雨の影響で博多駅と武雄温泉駅を結ぶリレーかもめなどJRの特急列車や、長崎と九州各地を結ぶ高速バスが運休となっています。

気象台は土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に注意・警戒するよう呼びかけています。