山口県内は、活発な前線の活動で大雨となっています。
あさって(11日)にかけて断続的に激しい雨が降る見込みで、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。
梅雨前線が停滞し、暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、県内ではきのう(8日)から大雨となっています。
美祢市の全域と、下関市・宇部市の土砂災害警戒区域などに警戒レベル4の避難指示が発令されています。
今後も断続的に激しい雨が降る見込みで、落雷や竜巻などのおそれもあります。
下関地方気象台では、これまでの大雨で地盤が緩んでいる所があり、土砂災害の危険が高まっているとして、警戒を呼びかけています。
先月30日からの大雨で床上浸水の被害を受けた山口市小郡地域では、家の周りをビニールシートで覆うなどの対策が取られていました。
また、小郡地域交流センターにはきのうの午後7時時点で7世帯16人が避難していました。
避難した人「(前回の大雨の時に)夜中になって怖くなって、避難するタイミングを失ってしまったから、今回は早くても避難しようと」
「もう外れてもいいから、ひとまず安心を買うつもりで動く(避難する)」
7日の降り始めからきょう午前5時までの降水量は、下関市竹崎で175ミリ、宇部で172.5ミリ、下関市豊田で163.5ミリなどとなっています。
あす(10日)朝6時までの24時間に、いずれも多い所で県内全域で150ミリと予想されています。
気象台では、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒するよう呼びかけています。
交通機関にも影響が出ています。
JR西日本によりますと、在来線は県内全線で始発から運転を見合わせています。
バスによる代行輸送が行われている美祢線と、山陰線の小串駅と長門市駅間は取りやめとなっています。














