2023年で30回目を迎える静岡の秋の風物詩「大道芸ワールドカップ」が初めて、応援や資金を集めるためのクラウドファンディングを始めました。
<坪内明美記者>
「こちら大道芸ワールドカップのクラウドファンディングのページです」
7月7日、進んでいた新たな取り組みへのカウントダウン。
<坪内明美記者>
「いまプロジェクトが公開され、クラウドファンディングが始まりました」
目標金額は100万円。募集期間は9月24日までの約2か月半です。
1992年にスタートした大道芸ワールドカップは、世界中のアーティストたちが街中でパフォーマンスを披露する静岡市の一大イベントです。23年は11月2日(木)から4日間開催予定で、30年の節目の大会として記念のショーも予定されています。
6日夜は23年のポスターの審査会が行われていました。静岡デザイン専門学校の学生が手がけた80枚の中から、実行委員がポスターを決めます。
<大道芸ワールドカップ実行委員会 猪股宏光委員長>
「ポスターが決まると本格的にやるぞ!という感じがする。今から本当に楽しみです」
実行委員会のメンバーは、ほぼボランティア。クラウドファンディングを主導した大橋優莉さんも実行委員の1人です。
<大道芸ワールドカップ実行委員会 大橋優莉さん>
「見てくださるお客様も含めて、みんなでつくることができるのがクラウドファンディングのいいところ。ぜひ少しでも応援したいなと思っていただけたら参加いただけたらうれしい」
大道芸ワールドカップの事業費はスポンサーの協賛金と市の補助金で賄われています。7日に始まったクラウドファンディングの最大の目的は、事業費を集めるのではなく、大会を応援するファンを募ること。年会費2000円のファンクラブは、コロナ禍で前年、解散を余儀なくされ、ファンの再獲得が急務となる中、クラウドファンディングにたどり着きました。
プロジェクトを応援してくれた人には、「リターン」と呼ばれるお返しが…。
<大道芸ワールドカップ実行委員会 大橋優莉さん>
「普段ですと入れないところ、見られないような体験を特に頑張ってリターンを作っているので、見てもらえるとうれしい」
リターンにはバックヤードやリハーサルなど大道芸の裏側を見られる権利を用意していて、集めた資金100万円は大道芸ワールドカップをPRするためのコンテンツ開発などに充てる予定だということです。
注目の記事
福岡初のイスラム教徒へのヘイト街宣 1000年続く伝統祭礼「筥崎宮の放生会」を汚してまで…

「白いバースデーケーキが欲しい」食物アレルギーがある息子の願いが叶った日 【笑顔のケーキをあなたに 前編】

快適な秋は短くすぐ冬に…?今年も「四季」→「二季」か 22日冬の長期予報発表前に予報資料から見える“サイン”とは tbc気象台

「現金を使えない子が増えた」“新潟唯一の問屋”を継いだ駄菓子屋店主が日々感じる“現代の子ども”と時代を超えて続く“小さな社会” 新潟市秋葉区

「田舎の造園屋」が魂を込める“105万円の推し活” 同郷の横綱・大の里への愛があふれて社長は本場所の“懸賞金スポンサー入り”を決断

「お昼ごはん、何が食べたい?」と聞かれたら…どう答える?地雷ワードと神ワード 共働き世帯増も、家庭内の役割は変わらず?
