受験や就活で重要視されつつあるコミュ力などの「非認知能力」。子どもの頃の「体験」がその能力を伸ばす鍵とされています。しかし、民間団体の調査では、世帯年収300万円未満の家庭の子どもの3人に1人が学校外の体験をしてないことがわかりました。
まもなく夏休み…勉強よりも“○○体験”?
久保田智子編集長:
突然ですが、夏休みも近づいてきました。何か予定されてることはありますか?
小川彩佳キャスター:
コロナ禍も長かったですし、子供もだんだん物心つくようになってきましたので、旅行にそろそろ行きたいなっていう気持ちはありますね。

久保田編集長:
旅行とかは遊びの延長、“レジャー”という感じで体験を捉える方はとっても多いと思うんですが、実は子どもにとっては人生の成功の鍵になってきているといいます。
体験というと、工場見学や美術館に行くとか、旅行、キャンプに行くなんてこともありますよね。その他にも、家でお絵かきをしたりお料理をしたりなど様々なんですが、このような体験が子どもの非認知能力を高めるというのです。

非認知能力とは、例えば勤勉性や自制心などの「自分に関する力」や、最近すごく注目されているコミュニケーション能力など「人と関わる力」を含む能力のことです。
子どもの能力というと、これまではIQや学力など、勉強面の認知能力が強調されがちだったのですが、実はこの認知能力の土台にもなる、とても重要な能力だということです。
今は認知能力よりも、非認知能力が受験や就職活動でもかなり強調されてきているそうですね。
データサイエンティスト 宮田裕章さん:
その通りですね。さらにこの1年で生成AIというのが出てきて、これがやはり認知能力を大幅に補いながら仕事をしたり学んだりというようなことになってきているので、まさにこの非認知能力をどう伸ばすかというのが、世界中で今、大きなissue(問題)になっていると思います。
久保田編集長:
より人間的な能力という感じもしますよね。














