マイナンバーとICチップがゴチャゴチャに マイナカード「名称変更」 突然浮上のワケ

小川彩佳キャスター:
河野大臣からマイナンバーカードの“名称変更”という話が突如出てきたように見えます。なぜこのタイミングなのでしょうか。

川西全 官邸キャップ:
突然というわけではなく“名称変更”はマイナンバーカードが出てきた頃から、政府、与党内で検討事項として挙がっていました。
とても乱暴な言い方になりますが、『マイナンバー』自体にあまり重要性はなく、それよりも『ICチップ』がとても大事なんです。政府は、このICチップによって電子的に本人確認ができるツールだということを広めようとしてきました。河野大臣はその部分がマイナンバー制度と、ごちゃごちゃになっている意識があるため発言をしたわけです。
しかし、発言のタイミングが悪かったですね。マイナンバーカードのトラブルがこれだけ起きている最中だったので、何か目先を変えようとしているのではないか、責任逃れなのではないかといった批判が集まっているというのが現状です。政府内でも「あれは失言だった」という声が上がっています。
小川キャスター:
元々あった話がこのタイミングでの言及になってしまい、いらない波紋を広げてしまいました。この河野大臣の発言に対して、松野官房長官が明確に否定しています。

河野デジタル大臣(7月2日 NHKの報道番組にて)
「次に更新する時にはマイナンバーカードという名前をやめたほうがいいのではないかと個人的に思っている」
松野官房長官(7月3日)
「あくまで個人的見解を述べたものと承知している。政府として検討しているものではない」
政府内は混乱しているのでしょうか。

川西 官邸キャップ:
現在マイナンバーカードの“名称変更”という議論はどこにもないですし、これだけ火がついてしまっているので松野官房長官としては火消しに走りたかったのだと思います。
一方で河野大臣ですが、デジタル庁としてはマイナンバーカード誕生から10年が経ち、更新を迎える2026年に新しいカードを発行しようという話が出ています。このタイミングで“名称変更”はどうだろうという検討事項もあがっていて、河野大臣も同様の発言をしています。それがはたから見ると、閣内不一致のように映るのではないでしょうか。
“名称変更”をしたかったデジタル庁の関係者からは「もう変更は無理ではないか」という言葉も漏れています。














