次の衆院選で自民党が、大阪ではおよそ10の選挙区で候補者を公募すると決めたことについて、現職の支部長らが「ブラックボックスの中で決められた」として、党本部に抗議しました。

大阪の選挙区をめぐって自民党は、おととしの衆院選などで、日本維新の会の躍進を受けて議席を大きく減らしています。

自民党の茂木幹事長ら党幹部は立て直し策として、およそ10の選挙区で新たに候補者を公募する方針を決めましたが、これに対し現職の支部長らが直接抗議しました。

自民党 中山泰秀大阪4区支部長
「私どもは生粋の自由民主党として、この本物として、なぜ再公募の対象にならなきゃいけないのかっていうのに対して、大きな疑問を持っていることをきょうは伝えさせていただいた」

大阪の支部長らは「いきなりブラックボックスの中で公募を決められた」と抗議を行いましたが、自民党本部は今週にも公募を開始し、月内には支部長を決定したい考えです。