日本酒の消費拡大に向け、2人の女性が『お酒のASMR』をつくりました。“ASMR”とは、音で心地よさやリラックス感を味わうことなのですが、日本酒を音で楽しむとは、一体どんなことなのでしょうか?
新潟県新発田市米倉地区で初めての田植えをするのは、人気声優の前田佳織里さんと船戸ゆり絵さんです。共にお酒の大好きな2人が酒造りのプロセスを体感しようと、5月23日に酒米の田植えに挑戦しました。
これは新たな日本酒ファンを獲得する『日本酒プロジェクト』の一環で、金升酒造の杜氏・高橋巌さんが指導にあたりました。高橋さんは、自ら米の栽培に取り組み酒を作る、こだわりの職人です。
【金升酒造 杜氏 高橋巌さん】
「自分たちで原料を生産することによって、さらに地域との結びつきを強めたい思いで、コメ作りから酒造りをしている」

はじめこそは田んぼのぬかるみに悪戦苦闘していた2人ですが…
「だいぶ田んぼとも仲良くなってきた」
「この泥の重みも慣れてきた」
「最初、大パニックだったけど」

そんな2人はこのたび、本職の“声”で日本酒の精『キツネ姉妹』というキャラクターを演じ、「日本酒のおとも―キツネ姉妹とほんわか宅飲み―」という“酒飲みASMR”をつくりました。
【キツネ姉妹「彗」役 前田佳織里さん】
「疲れたあなたの前に現れて、一緒に日本酒を飲んでいる気持ちになれるASMR」

【キツネ姉妹「ささら」役 船戸ゆり絵さん】
「私たちが実際にお酒を飲む音とか、音にめちゃめちゃこだわって仕上がった作品」
【キツネ姉妹「彗」役 前田佳織里さん】
「新しい日本酒を広げるやり方。ASMRでも、自分たちの手でお酒を造ることでも、(私たちの活動を通じて)もっといろいろな方にお酒の良さを知ってもらえるように頑張っていきたい」
日本酒ASMRは、お酒とCDのセットで販売しているほか、ネットでも有料で配信しています。2人の取り組みは日本酒のマーケットにどんな変化を起こすのでしょうか。
