そんなビーチバレーで、“新星”といわれる姉妹に注目します。
わずか4年で国内トップクラスになった姉妹の正体
その姉妹とは、松本恋(まつもと れん)選手と穏(のん)選手。
二人は、ビーチバレー歴わずか4年ほどで国内トップクラスに駆け上がった“れんのんペア”です。

高校時代までは、愛知県にある名門バレー部で活躍をしたという二人。卒業後に、姉妹でオリンピックを目指すため、ビーチバレーに転向を決めたといいます。
2021年になって国内トップツアーにスポット参戦した際は初優勝を果たしており、2022年4月の国際大会では初の準優勝を勝ち取っています。

戦略は基本的に妹の穏 選手が担当し、姉の恋 選手は“感覚で(動きを)やるタイプ”とのこと。姉妹ならではのチームワークと連携で、強豪ペアとしての実力を発揮します。
姉妹、そして家族の絆
姉妹でペアを組む二人が、絶大な信頼を寄せるのが父の健一さん。体育の専門学校卒で、かつては難民キャンプで子どもたちに運動を教えた経験を持ちます。
現在は娘たちのために、バレー自体は未経験ながら独自の練習法で指導をしたり、山の中に“姉妹専用のコート”を手作りするなどのサポートにも努めています。

家族の絆は強く、姉妹は「世界を目指すならお父さんの指導で良いと思う」「(父を)信じてれば勝てる気がする」と語ります。
新たな戦略やトレーニングに試行錯誤した結果、パリ五輪への道の一つ「ジャパン ビーチバレーボールツアー」の開幕戦で3位という好成績を収めた れんのんペア。挑戦を続ける二人の成長に、これからも注目したいですね。

(「バース・デイ」5月21日放送分より)