来月(7月)から、東京都内の飲食店10店舗が岡山市産の食材を使って新たなメニューを開発・提供するフェアを行います。その開発に向けて飲食店の担当者らが岡山市内の畑などを見学しました。

(都内から訪れた担当者たち)「お~」

岡山市内の黄ニラやパクチーの畑を見学したのは東京都内の10の飲食店の店長や商品開発のスタッフら17人です。

(JA岡山黄ニラ部会 伏見正彦部会長)「冷蔵庫に入れるなり、暗いところに置くなりすると黄色が保持されてかなり長い間、鮮度を保ったまま保存ができます」

(都内から訪れた担当者)「香りが少し優しくなって、味がちょっと甘みがある」

(都内から訪れた担当者)「パスタやソースにしたり、肉とも相性がいいと思います」

このフェアは岡山市産の食材を使い東京都内の飲食店にメニューを開発・提供してもらうことで、地元の農産物の認知度向上などを図ろうというものです。担当者らは、2日かけ、市内の白桃選果場やチーズ工房など5か所を訪れ生産者と意見を交わしました。

(都内から訪れた担当者)「実際に話を聞いたり来てみたりすると、より興味もわきますし、使いたいなという気持ちもわいてきます」

主催する岡山市などによりますと、去年は、参加した15店舗のうち9店舗がメニューの開発後も岡山市産の食材を使いたいという意向を示しました。

(岡山市農林水産課 大月亘さん)「桃やぶどうなど、岡山を代表する果物などの新しい食べ方を提案してもらえるようなメニューができたらいいなと思います」

参加した都内の飲食店の担当者らは今後メニューを考案し、来月(7月)21日から8月6日まで各店舗で提供するということです。