プリゴジン氏 ショイグ国防相らの拘束を計画か
そのプリゴジン氏の反乱を巡って…

プリゴジン氏:
「ショイグ(国防相)、ゲラシモフ(参謀総長)、弾薬はどこにあるんだ」
プリゴジン氏が先月、ウクライナへの軍事侵攻を巡り、弾薬が不足しているなどとして、名指しで非難していた人物です。

アメリカ・ウォールストリートジャーナル紙は、「プリゴジン氏による反乱の一部に当初、ショイグ国防相やゲラシモフ参謀総長を拘束する計画が含まれていた」と報じました。またプリゴジン氏は、自身の考えをロシア軍の副司令官であるスロビキン氏に事前に伝えていた、とも報じていて、一部のロシアメディアはスロビキン氏が当局に拘束されたと伝えています。
ウクライナ反転攻勢の現場は
一方、ウクライナ南部ヘルソンでは…
記者:
「川が見えてきましたが、あれがドニプロ川。橋が架かっているのがここからでもわかると思いますが、この橋の東側が、ロシア軍が占領している場所になります」

今回、JNNはドニプロ川東岸を占領する、ロシア軍の前線まで5キロほどの場所を取材しました。ここに架かるアントニウカ橋は去年、ロシア軍がウクライナ軍を食い止めるために爆破したとみられていて、今も壊れたままの状態です。
取材中にも集落の方角から上がる煙が見えました。ウクライナ側は東部の複数地域で反撃を開始したとしていて、戦線は拡大しているとみられます。