富士山の世界文化遺産登録10周年を記念し、歌川広重と葛飾北斎が描いた富士山の風景画の展覧会が静岡市東海道広重美術館で開かれています。

展覧会では歌川広重と葛飾北斎の2人の絵師が富士山を題材に描いた名作シリーズが並びます。季節や気候の表現を効果的に取り入れる北斎と、美しくも大胆に描く広重のそれぞれの特徴を楽しむことができます。

広重が晩年に手掛けた「駿河三保之松原」は、右から松原が伸び左奥に富士山を大きく捉えています。

また、北斎の「凱風快晴」は、直線的に雲が伸びる青い空を背景に富士山がまっ赤に染められています。

この展覧会は8月13日まで開かれ、7月11日からは作品が入れ替えられます。