プーチン大統領「プリゴジン氏が電話にすら出ない」

24日午前、進軍を主張していたプリゴジン氏に対し、ルカシェンコ大統領は反乱の動きをとめるよう警告。

さらにプーチン大統領からは「プリゴジン氏が電話にすら出ない」と明かされたとし、プーチン氏に対し結論を急がず協議することを提案した、と自身が果たした役割をアピールしました。

最終的に、ルカシェンコ氏がプリゴジン氏とワグネルの戦闘員の身の安全を保障することで交渉が成立したということです。

「“殺人犯たち”を配備すれば、近隣諸国は不安定な状況に」 周辺国からは懸念

廃止された基地など滞在先を提供する考えも示したということですが、周辺の国からは懸念の声があがっています。

リトアニア ナウセーダ大統領
「ワグネルがベラルーシに“殺人犯たち”を配備すれば、近隣諸国は不安定な状況にさらされる危険もある」

ポーランド ドゥダ大統領
「これは本当に深刻で非常に懸念される問題であり、我々はそれについて議論し、いくつかの決断、非常に強力な決断を下さなければならない」

NATO=北大西洋条約機構のストルテンベルグ事務総長は集団防衛をさらに強化する考えを示していて、今後、ヨーロッパ各国が警戒を強めることになりそうです。