新潟県聖籠町の新潟東港で、特定外来生物の「アカカミアリ」が初めて確認されました。刺されると激しい痛みや水泡状に腫れるとしていて、新潟県は見つけた場合は環境省や最寄りの市町村、保健所などに連絡してほしいと呼び掛けています。

新潟県によりますと、6月26日に環境省が行った全国港湾調査の新潟港(東港区)西ふ頭での調査で、調査を実施している事業者がコンテナターミナルの中から「アカカミアリ」と疑われるアリ約20匹が発見したということです。翌日に追加調査を実施したところ、コンテナの下にあるコンクリートの目地の部分にアリを確認しました。環境省側が殺虫成分のある餌(ベイト剤)を設置し、港湾の運営会社に周知したということです。
その後、28日になって専門家が発見されたアリは「アカカミアリ」だと確認したということです。
新潟県は環境省や港湾運営会社と連携し、調査や防除に協力していくほか、コンテナターミナルに出入りする事業者などに対して周知と注意喚起をしていくということです。

出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-kon-03.html)


アカカミアリは「要緊急対処特定外来生物」に指定されていて、ヒアリよりも毒性は弱いといわれているものの、刺されると激しい痛みと水疱状の腫れを引き起こすといわれています。新潟県は素手で捕まえたり、踏みつけたりしないよう呼び掛けています。
またヒアリやアカカミアリと疑わしいアリを見つけた場合は環境省のヒアリ相談ダイヤル(0570-046-110)や最寄りの市町村、保健所などに連絡し、万が一刺された場合は安静にして、急激に容態が変化する場合などはすみやかに最寄りの医療機関を受診してほしいとしています。

アカカミアリの画像について…出典:環境省ホームページ(https://www.env.go.jp/nature/intro/2outline/list/L-kon-03.html)