フィリピン警察は、オンラインカジノをうたった特殊詐欺の拠点を捜索し、強制的に労働させられていたとみられる外国人ら2700人を保護しました。

フィリピン警察は27日未明、マニラ首都圏のラスピニャス市でオンラインカジノが運営されていた複数のビルをサイバー犯罪の疑いで捜索しました。

パソコンや机、いすが整然と並んだ部屋からは大量のスマートフォンなどのほかに複数の銃も押収されました。

さらに警察は、人身売買などによって強制的に働かされていたとみられる2700人あまりを保護。国籍はフィリピンや中国、マレーシアなどあわせて18か国に上るということです。

これらの拠点では、暗号資産や投資に関する様々な詐欺が行われていたとみられ、警察が実態を調べています。