リニア工事が南アルプスの生物多様性へ与える影響を話し合う国の有識者会議が、6月上旬に開かれることが決まりました。

国交省は5月27日、リニア工事による生物多様性への影響を話し合う有識者会議を6月上旬に開催すると静岡県に伝えました。

有識者会議では「JR東海の環境保全に関する取り組みを科学的、客観的な観点から議論し、指導や助言を行う」としています。

2020年4月に始まった国「水資源への影響」についての議論を重ね、2021年12月に中間報告をまとめました。

一方、「生物多様性」についての議論は静岡県の専門部会が先行していて、南アルプストンネル工事の掘削によって大井川上流の沢の水が減り、生態系の破壊につながる恐れなどが指摘されています。