大町市出身のお笑い芸人・鉄拳さんが、地元の商店街にある空き店舗のシャッターに、地元の中学生たちと一緒に絵を描きました。
どんなシャッターアートが完成したのでしょうか?
JR信濃大町駅から伸びる本通り商店街。
空き店舗のシャッターに絵を描いているのは…
パラパラ漫画でおなじみ。大町市出身のお笑い芸人・鉄拳さんです。
■鉄拳さん
「とうとう僕にも大町市を華々しくする仕事が来たなと思いました」
通りには空き店舗も多く、シャッターが下りたままの建物も目立ちます。
そこで、黒部ダムの竣工60周年を記念して市などで作る観光団体が企画したのが、「シャッターアート」です。
空き店舗のシャッターに絵を描いて商店街を彩ります。
■鉄拳さん
「はっきりと見える形で何かできたのは初めてなのでうれしかったです」
全部で7か所あるうち2か所を鉄拳さんが担当し、そのうちの1か所では、大町中学校の美術部の生徒15人も制作に加わりました。
■中学生
「有名な人とやれてとても光栄なことです」 「街の人もそうですけど、県外の人も大町の素晴らしさを知ってほしいと思って描いています」
デザインは、鉄拳さんが担当。
生徒たちは黙々と、丁寧に、絵の具で色を塗っていきます。
■鉄拳さん
「みなさん素晴らしいセンスの持ち主でめちゃくちゃうまいです」
そして、描き始めてからおよそ5時間…
出来上がった作品がこちら!
北アルプスをバックに広がる花畑に、上空を舞う雷鳥と、地元に伝わる泉小太郎(いずみこたろう)伝説の竜と小太郎。
さらに、市のキャラクター=おおまぴょんと、鉄拳さんも登場します。
大町の魅力が詰まった作品が完成しました!
■鉄拳さん
「めちゃくちゃすばらしい作品ができました。ここが大町市の観光名所になったらうれしいですね」
シャッターアートは11月30日まで展示され、中学生との作品はシャッターの所有者の厚意で12月以降も残す予定だということです。