静岡県の伊豆地域を走る東海バスの路線バスが、車両の中央の扉を開けたまま、静岡県沼津市内を約40分、9km以上にわたって走行していたことが6月26日、わかりました。
東海バスによりますと、6月18日午後4時半頃から午後5時過ぎまでの約40分間、沼津市大平の車庫から大手町バス停までの9km以上の距離を、車いすの利用者などが乗降するときに使う中扉を開けた状態で走行していたということです。乗客はあわせて4人いましたが、けが人などはいないということです。
バスは、沼津商業高校から沼津駅までの区間を走る中徳倉経由沼津駅行きの路線バスです。沼津市大平の車庫で運転手が換気のために中扉を開け、閉め忘れたまま出発。その後、終点の沼津駅の1つ手前の大手町バス停で乗客から降りる際に「中扉が開いている」と指摘があり、発覚しました。
バスは、中扉が開いているとアクセルが踏み込めなくなる「アクセルインターロック装置」が通常であれば作動する仕組みになっていますが、この装置が不具合で作動しなかったということです。
東海バスは、アクセルインターロック装置などの緊急点検を行っているということで、「今般の事態を厳粛に受け止め、全運転手に対し、各運行開始前の中扉閉扉確認等、安全確認の再徹底を行います」とコメントしています。
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