24日朝、北海道標茶町の牧場の敷地内で、乳牛1頭が死んでいるのが見つかりました。

 24日午前9時20分ごろ、標茶町上茶安別の牧場の敷地内で、乳牛1頭が死んでいるのを、見回りをしていた牧場主が見つけました。
 北海道によりますと、この牧場では夜間に乳牛を放牧していて、前日に見回りをした際は異常は確認されなかったということです。
 乳牛の死骸の周辺でクマの体毛が見つかっていることから、乳牛はクマに襲われたとみられています。
 標茶町では4年前から、「OSO18」と呼ばれるクマによる被害が相次いでいて、これまでに乳牛65頭が襲われ、31頭が死んでいます。
 北海道や標茶町は今後、クマの体毛のDNA分析を行い、乳牛を襲ったクマが「OSO18」かどうか調べる方針です。