22日で世界文化遺産の登録決定から10年の節目を迎えた富士山。その富士山に鉄道を走らせる「登山鉄道構想」が浮上しています。車の渋滞などの課題解決に期待を寄せる声がある一方、反対の声も上がっています。
運賃は“往復1万円”富士山に登山鉄道構想
新型コロナの規制もなくなり賑わいを取り戻しつつある富士山で賛否を呼んでいる構想があります。始まりは4年前、山梨県の長崎知事の発言でした。

山梨県 長崎幸太郎知事(2019年)
「富士山登山鉄道構想の検討の進め方などご指導いただきたい」

富士山登山鉄道構想は麓から5合目までを結ぶ有料道路=富士スバルラインに次世代型の路面電車を整備しようというもので、山梨県が総事業費約1400億円で建設を検討しています。
気になる運賃は、採算をとるため「往復1万円」(※利用者数300万人/年 見込み)という試算が示されています。この構想の背景には富士山が抱える課題があります。コロナ禍前、5合目には年間500万人以上の人が訪れました。これは世界遺産登録前の2倍を超えます。
また、駐車場の前で大型バスなどによる渋滞がたびたび発生。排気ガスの環境への影響も懸念されています。富士山には「訪れる人の管理」と「環境負荷の軽減」が求められているのです。

登山鉄道が実現した場合のメリットとして比較的雪に強いため、通年での観光が期待でき観光客が訪れる時期を分散できることや排気ガスの削減などが考えられます。
観光客からは…

観光客「登山鉄道やったらいいんじゃないですか。景色いいし最高ですよね」
観光客「山道の運転、気を遣うので環境のためにも電車の方がいい」














