ゴミは激減!一方、コインの投げ込みが…

上村キャスター:
世界遺産に登録されてから10年間で何があったのか。

まずは世界遺産に登録されるかされないかという時も、ゴミの問題が話題になりました。山梨県・鳴沢村では長年、ゴミの清掃活動を行っています。

回収されたゴミの量は、▼10年前の2013年は約162トン。▼2019年は約34トン、激減しているのです。
登山者は家に持ち帰るようになっていますが、ゴミの量はまだまだ多い。家庭用のゴミとか、産業廃棄物の投棄とかがたくさんあるということです。
富士山クラブの荒井みずきさんによりますと「(かつて問題視された)大量の不法投棄など産業廃棄物の量は減ってきた」と話しています。

そして、不法投棄ではこんなことも問題になっています。

山梨県・忍野村に「忍野八海」というところがあります。富士山の湧水で池ができていて、とても神聖なところなのですが、水の中を見てみるとコインがたくさんある。年間約5000枚を回収しているということでした。
忍野村教育委員会の担当者は「外国のコインもかなり多い。コインを投げ入れても、願いは叶いません。水質が変わってしまうので絶対にやめてください」と話しています。