ご来光求めて大行列…規制は?

上村キャスター:
そして、この10年間でずっと変わらず問題とされているのが、富士山の登山者数が多いことです。

多い年だと30万人、そして他の年も20万人以上が訪れていて、特に2023年は、コロナが5類に変更してから初めての夏。大幅な増加が見込まれています。
特に“弾丸登山”と呼ばれる、0泊2日で登るような危険な登山は控えるように、自治体や山小屋などは呼びかけています。
富士吉田市などは、入山規制の要望書を提出しています。ご来光を眺めようと同じ時間帯に多くの入山者で行列ができる。入山者が一定数を超えると危険なので、規制などの対策を要望書で求めているということでした。

井上キャスター:
富士山に限ったことではなくて、世界遺産に認定されると、観光として潤うのはいいけれども、一方で、環境をしっかりと守っていきましょうと。この課題はどこも同じですね。