22日未明、長崎県松浦市のコンビニエンスストアで、男が店員らを殴り、現金数万円を奪って逃げる強盗傷害事件が発生しました。

松浦市では22日、TBSの安住紳一郎アナウンサーが朝の番組での中継を予定していて、事件を受け急遽、予定を変更して緊迫した現場の様子をレポートしました。

安住アナ:
「長崎県松浦市です。
国道245号線上にありますコンビニエンスストアで、今朝強盗が入りました。
現在も現場検証が行われています。
そしてパトカーが止まっていまして、中央には捜査員の人たちが車座になりまして、今、何やら話し合いを行っているようです」

22日午前3時50分頃、松浦市御厨町のコンビニエンスストアで「男性が頭から血を流して倒れている」と通行人の女性から警察に通報がありました。

警察によりますと犯人は男で、店の外で40代の男性店員をバールで殴り、人気のないゴミ置き場へ放置。
その後、事件を知らずに店に入ってきた60代の男性客の頭などを複数回バールで殴ったということです。

安住アナ:
「コンビニエンスストアでケガをされた方が逃げてきたということで、実はこの平屋の横の2階建てのお宅に、助けを求めにお客さんが逃げてきたということで、お宅にお住まいの方にお話を聞きたいと思います。
おはようございます。怖かったですね」

付近の住民:
「『いきなり後ろから殴られた。バールで。顔もなんも見ていない』って(襲われた人が言っていた)」

安住アナ:「こんなことが起こるような町じゃないですものね」

付近の住民:「夢みたいな感じですね。平和な町ですから」

ケガをした2人は現在、意識はあるものの重傷だということです。

警察によりますと男は中肉中背で黒っぽい目だし帽と長袖長ズボンを着用していて、犯行後、松浦市中心部方面に向かって逃げたということです。

店からは現金数万円入りのトレーが奪われていて、警察は強盗傷害事件として捜査しています。

男は現在も逃走中で、松浦市教育委員会は御厨町内の小学校2校と中学校1校を臨時休校としました。

市教委は23日以降は通常登校としていて、複数人で登校したり保護者らが付き添ったりするよう呼び掛けています。