大分とソウルを結ぶ格安航空会社の定期便が22日に就航。4年ぶりとなる韓国路線の復活に空港は歓迎ムードに包まれました。

新たに就航したのは、韓国・済州市に本社を置く格安航空会社=LCCの「チェジュ航空」です。ソウルを出発した第一便はほぼ満席。大分空港では到着に合わせ、県の職員と観光関係者がパンフレットやグッズを手渡し、利用客を出迎えました。

(第一便の利用客)「旅行に来た。温泉が一番楽しみ」「田舎の風景が好きなので別府と湯布院に行く」「コロナで来れなくなって5年ぶりに来た。早く温泉に行きたい」

また、歓迎セレモニーも開かれ、佐藤知事が「多くの人に愛され韓国との友好が深まる路線となって欲しい」とあいさつ。チェジュ航空のジョン・ジェピル本部長は路線開設への意気込みを語りました。

(チェジュ航空ジョン・ジェピル本部長)「市場状況に最も早く対応し準備してきた当社のノウハウをもとに、今後も大分県の観光産業と地域発展に貢献できるよう努めたい」

このあと、出席者は鏡開きならぬ「風呂桶開き」をして、4年ぶりとなる韓国路線の就航を祝いました。

一方、およそ4年ぶりに運用が再開した国際線ターミナル。カウンターには大きなキャリーケースやゴルフバッグをカートに乗せ、搭乗を待つ人で列ができました。22日は115人がソウル行きの第一便で出国したということです。

(ソウル便に搭乗する人)「母の実家が大分にあって韓国に帰る。(直行便は)時間がかからないから行きやすくなる」「チーズを食べたい」「焼酎が楽しみ、韓流ドラマでよく観るアレ、焼肉と一緒に飲みたい」

チェジュ航空は火・木・土の週3日、大分とソウルの仁川空港を1日1往復。片道料金は5500円からとなっています。