全国で凶悪な強盗事件が相次いでいます。これらは実行犯が「高額報酬」などにつられ、闇バイトで集められたとされます。身近なインターネットが募集のきっかけになっていますが、警察は「楽をして稼げるアルバイトはない」と警告します。
5月、山口市の大学で、学生にあることが呼びかけられました。
大学生
「闇バイト気をつけてください」「気をつけてください」
"闇バイト"への加担防止です。大学のボランティア団体・子どもの木と、警察官などが、学生に注意を促すチラシを配りました。

甘い言葉に乗ったら犯罪に…
"闇バイト"・・・簡単な仕事、高額報酬といった甘い言葉で、強盗や詐欺などの実行犯を集めるものです。SNSやインターネットの掲示板などで募集されることが多く、通常のアルバイトよりも好待遇をうたっています。
連続強盗・窃盗事件で注目集まる
この「闇バイト」が注目されるようになったのが、1月に東京で起きた強盗致死事件をはじめとする一連の連続強盗・窃盗事件です。実行犯の多くが「闇バイト」に応募したとみられます。東京・銀座で起きた強盗事件。警察は、実行犯として逮捕された16歳から19歳の男ら4人が"闇バイト"で集まった可能性もあるとみて捜査しています。見知らぬ若者が集まって起こした犯罪。闇バイトについて、大学生に聞くと。
記者
「闇バイトってご存じですか?」
大学生
「はい。詐欺のお金受け取る係とかそういうのかなって思ってます」
別の大学生
「怪しいバイトとかで、妙に時給が高いっていうのは聞いたことあるんですけど、実際そういうのってあんまり情報がないですね」