名鉄バスは運賃の値上げを中部運輸局に申請したと発表しました。


名鉄バスによりますと、路線バスの運賃の値上げは愛知・岐阜・三重の全区間で、初乗り運賃の上限を、これまでの170円から210円に改定する申請を中部運輸局に行ったということです。

認可されればこの範囲内で平均11%ほど値上げし、初乗り運賃はこれまでより20円アップの190円を想定しています。


運賃の改定は1995年12月以来28年ぶりで、認可されればことし10月から値上げとなる見通しです。

値上げの理由について名鉄バスは、バス利用者の減少に加え、コロナ禍によるテレワークといった生活様式の変化や燃料費の高騰、運転士の確保に伴う人件費の増加などとしていて、「運賃の改定により支出の改善が必要と判断した」とコメントしています。