Jリーグのクラブは今、社会連携をテーマに活動もしています。清水エスパルスは日本一とも言われるホームスタジアムの芝を活用したまちづくりを提案しています。

<元日本代表 エスパルスジュニアユース三島 U−13 市川大祐監督>「柿田川公園みたいに自然の中で一体となっている公園というのは、また感じ方が違うと思います」
 公園の未来について語るのは、エスパルスで活躍した元日本代表の市川大祐さん。先週、静岡県清水町で開かれた意見交換会には、町に関わる企業経営者から保育士、主婦など、様々な人が出席しました。
<エスパルス教育事業部 大野曜介さん>「これからの時代、いろんなプレーヤーがまちづくりとか面白いことのアイデアを出して、年齢問わずやっていければ、町も元気になると思いますし」
 湧水の町、清水町にある柿田川公園です。豊かな自然環境を求めて、多くの人が集う公園ですが、広場の芝がはがれてしまっています。
<エスパルス教育事業部 大野曜介さん>「清水町の柿田川公園は、この町でとてもシンボルチックな公園でありまして、子どもたちもすべての方が地域の方が愛すべき公園で、素晴らしい公園だと思う。これからエスパルスは、町の人と一緒になって、いろんなことをやって、もっと笑顔あふれる公園にするお手伝いをさせていただければと思って」
 公園の再整備に乗り出す清水町をエスパルスがサポート。ホームスタジアム・アイスタ日本平と同じ芝に張り替えることにしました。アイスタの芝はJリーグのベストピッチ賞を9回受賞するなど、高い評価を得ています。日本一の芝で公園の再整備につなげるだけではなく、その先も見据えています。
<エスパルス教育事業部 大野曜介さん>「芝生にしたら終わりではなくて、そこをどう活用しながら、みんなでエスパルスだけではなくて、これは町の方を中心に、みんなで語りあう場を」
 芝生の再整備は一つのきっかけです。エスパルスの思いに賛同した町民や地元企業からは、早くも整備した後のイメージが膨らんでいます。
<ダンスレクリエーションインストラクター 渋田ともかさん>「芝生がきれいになって、そこでヨガをしたり、家族で楽しめる体を動かすプログラムができたらいいなと思って」
<主婦 池田佳子さん>「子どもたちをひっくるめて、この公園をよくしていくためには、どうしたらいいのかなっていうのを一緒に考えるいい機会になるんじゃないかなと思います」
<エスパルス教育事業部 大野曜介さん>「みなさん思っていることは一緒で、あとはみんなでアイデアを出しあって、どう実行していくか」
 みんなで考えるまちづくり。公園の再整備をきっかけに夢が広がります。