大リーグにすら"もったいない"存在…もはや神の領域?

ホランキャスター:
大変な活躍ぶりですけれども、私たちはすでに、すごいものを見せていただいているわけじゃないですか。でももしかしたら私たちは、大谷選手の本当のすごさをまだ見ていないかもしれないという風に考えると、楽しみですよね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
でも、コメンテーターとしては非常に困るんですよ。これ以上、称える言葉が出てこない。

しかし、運よく私だけではないようです。大谷選手のすごさを表す言葉がもうないということで、先日23号を打ったときも、現地のいわゆる司会者の方が「もう、この選手は我々にはもったいない」と言ったんです。

僕はそれがすごくいい意味で引っかかっていて、やっぱり大リーグというのは、それこそ野球の最高峰じゃないですか。そこに「もったいない」ということは、もう神の領域なのかな?と。それくらいの称えなのかな、なんて勝手に思っていました。

ホランキャスター:
ちょっと前に、実際には存在しない伝説のユニコーンに例えられていましたけれども、もうユニコーンすら使われてしまっています。次は何で例えれば大谷選手のすごさを表すのにふさわしい言葉になるのかというのは、非常に皆さん苦慮されているところです。

日比キャスター:
「すごい」と言ったら足りない気がして、もう言えなくなっているんですけれども、とにかくずっとすごいんです。敵ながらあっぱれということで、相手の選手たちもこんな言葉を残しています。

例えばカブスのヘイデン・ウェスネスキー投手は、「普段はホームランを打たれると腹が立つが、あの打席はそれを感じなかった」。16号ソロは、もう本当に完敗といったところだったそうです。

それから、レンジャーズのコーリー・シーガー選手も「正直に言うと、あのモンスターを目覚めさせたくないよ。彼には眠っていてほしい」。もう対戦するのもちょっと怖い、というぐらいの勢いなんだそうです。

ここまで勢いがありますと、そのサキ!といたしまして、契約金は異次元になるのでは?

といいますのも、エンゼルスと契約の延長がなければフリーエージェントになるということで、メディアは8年契約で最大6億ドルの可能性があると予想しています。日本円にしますと約850億円です。

もうどんな価格なのかもまったくわかりませんが、史上最高額になるのではないかということです。これまでの歴代最高額は、大谷選手と同じチームであるエンゼルスのトラウト選手。2019年に、12年契約を結んで4億2650万ドルですから、それよりも高いということになります。

ただ、この850億円というのは想像がつかない金額ですので、スタッフさんが調べました。

東京スカイツリー2基分(建設費約400億円)と、自家用ジェット(購入費約50億円)。どうでしょう。

ホランキャスター:
説明がやや雑に思えますけれども、それぐらい異次元だという…。

日比キャスター:
そうなんですけれども、もしこの契約が結べれば大谷さんのスカイツリーが2つと、その間を通るかのようなジェットが買えてしまうのではないかということです。

ホランキャスター:
人に価値をつけることは本来できないわけですが、契約金ということで見ますと、6億ドルの可能性もある。ここまで求められて、さらに価値がある方というのは…。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
でも、アメリカンドリームですよね。やっぱり実力がすべてですから、アメリカは。大谷選手は実力を出していらっしゃるので、そのぐらいの金額が出てもおかしくないんじゃないですか。

ホランキャスター:
これを夢見て、小さい子たちは頑張っているかもしれないですね。