
総務省の住民基本台帳人口移動報告によりますと、県の転出者数から転入者数を引いた「転出超過」は去年、9207人で、2年連続で全国で最大となっています。

中でも進学や就職をきっかけに広島を離れる若者が多いことから、小学生の子どもたちに地元で働くことに興味を持ってもらい、住み続けてもらおうとイベントが企画されました。

広島こどもみらい仕事体験イベント実行委員会 江川敦子 さん
「地元広島で働いてみたいなとか、こんな広島っていいところあるんだな、こんな企業あるんだなというところをみなさんに思っていただけたら」

マツダのブースでは、クルマのエンジン部品を作るのと同じ行程でキーホルダー作りにチャレンジです。接着剤の入った砂を押し固めたところに溶かしたすずを流し込むと、マツダのロゴマークの入ったキーホルダーが完成です。

参加した子ども
「楽しかった。焼いたりするところ。ランドセルにつけたい」

働いたあとにはお待ちかねの「お給料」を受け取ります。その「お金」でお菓子や文具の買い物も楽しみました。

参加した子ども
「なんかうれしい。大人になったみたいな感じ。小さいころにちゃんと(お金を)自分でもらったといううれしさが(大人になったら)もう1回、わかると思う」

実行委員会は今後、広島市以外でも開催を検討していきたいとしています。