解散いつ?今後の岸田政権

加藤キャスター:
では、今でなければいつなのか。6月の通常国会会期末を迎えまして、星さん曰く、この秋に解散する確率が50%程度なのではないかといいます。再来年には衆議院の任期満了を迎えまして、この秋、今年の10月というのは、衆議院の任期の折り返し地点ということになります。この秋というタイミングで今度は本気なんじゃないかと考えられます。
また、政権浮揚のため、8月に内閣改造と党役員人事を行う可能性があり、ポイントとしては松野官房長官と茂木幹事長の2人を交代させるかどうかということなんですね。

星コメンテーター:
おそらく秋には臨時国会を開いて、そこで景気対策としての補正予算を出すんですね。それを成立させる前に内閣改造と党役員人事をやって、そこで政権が浮揚してきたら勝負に出ようということが岸田さんとしてはあると思います。人事についてですが、やはりこれまでの岸田政権の中軸である松野さんと茂木さんを変えて新しい布陣で挑むんだというのを見せれば、解散に打って出るというサインだと見ていいと思います。

井上キャスター:
タイミングとしては、議席数を考えると、ここから増やすことはなかなか難しい。負けをどれだけ抑えられるところで解散できるかということでしょうか。

星コメンテーター:
それでもやはり選挙というのは、結果として伸び悩む場合もあるかもしれませんが、勝つことを目標にして狙っていくものだと思います。とりわけその維新の勢いがあるので、維新の力をどうやって封じるかというのが一番大きい狙いだと思いますね。

井上キャスター:
自民党は公明党との関係を修復させつつ、維新の動きを見ながら探っていくということでしょうか。

星コメンテーター:
そうですね。早期解散がなくなったので、ここで公明党との関係を修復して後任調整をどうやって進めていくか。これが秋に向けてのポイントになると思いますね。