15日、岸田総理が衆院解散の「見送り」を表明。そして、翌16日には立憲民主党が単独で「内閣不信任案」を提出するも否決されました。「絶好の機会だった」との声も上がる中で、なぜ解散は見送られたのでしょうか。

背景は?“解散見送り”表明

加藤シルビアキャスター:
衆議院の解散見送りとなった背景について迫っていきたいと思います。
岸田総理は、6月13日、解散について「(解散は)諸般の情勢を総合して判断していく、(会期末の)情勢をよく見極めたい」と話していました。しかし、15日の夜「今国会での解散は考えておりません」とはっきり明言しています。

ただ、一方でこのタイミングというのは絶好のチャンスだったのではないか、という見方もあります。2023年3月にはウクライナの電撃訪問があり、ゼレンスキー大統領が来日したG7広島サミットもあった中で、JNNの世論調査の支持率を見てみましても、回復傾向にあり、比較的高い状況が続いていたということなんです。
そんな中で、一体なぜ解散見送りとなったのでしょうか。