山形県上山市では16日、地区の高齢者が交流するきっかけになればと、笹巻きの宅配便が行われました。

上山市の中川地区では、高齢者が交流するきっかけになればと、ひとり暮らしなどの世帯に笹巻きを贈る活動を毎年行っています。
完成まで3日かかるという笹巻き。15日は、地区の女性7人が、もち米を笹の葉で巻き、茹でる作業を行い、700個もの笹巻きを作り上げました。
そして16日は出発式が行われたあと、地区の民生児童委員が対象の高齢者113人に手分けして笹巻きを届けました。

笹巻きをもらった女性「楽しみにしている。前から言ってくれるから、喜んで待ってる。心わくわくする。ご馳走になるの楽しみ」
また16日は、笹巻きが届けられると同時に、健康確認も行われました。
地区の半数以上が65歳以上の高齢者だという中川地区。
手作りの笹巻きは、交流と一緒に、安心も運んでいるようでした。
笹巻きをもらった女性「前に我が家で作ったことがあるんですがあの時の思い出がすごくよみがえる。喜んでいただきます」
中川地区民生委員児童委員協議会会長・松浦敏雄さん「元気を貰えたと言っていただけたのが、一番うれしかった。自分たちも懸命に励ますし、対象者も元気に暮らしてほしい」

中川地区では、来年以降も笹巻きの宅配便を続けていくということです。














