カワウソに「カワイイ」という表現をあえて使わない。そこには、人気水族館の“意外なメッセージ”が込められていました。
5月最後の水曜日は「世界カワウソの日」。絶滅の危機にあるカワウソについて広く知ってもらおうという日なんです。

それにちなんで、サンシャイン水族館が意外なメッセージを発信しました。
サンシャイン水族館 カワウソ担当 芦刈治将さん
「“カワイイ”という言葉をあえて使わずに他の表現でカワウソを伝えていきたいなと思っているところです」
え?カワウソに“カワイイ”はNGワード!?
過去に投稿された動画を見てみると・・・。
休むことなくロープにじゃれ続けている様子に対しては。
【心肺能力がハンパない】


クネクネと芝に体を擦りつけ、まさにカワイイとしか言いようがない動画には。
【体のバランスとその動きが注目ポイント】

なぜ“カワイイ”という言葉を使わないのでしょうか?
カワウソ担当 芦刈治将さん
「(カワウソは)とにかく活発に動き回る。その欲求を満たしてあげられないと問題行動や攻撃的になったりする」

今、違法な取り引きによるペット化が問題視されているカワウソ。
あえて「カワイイ」と表現しないことで安易に個人で飼育することをやめてほしいという思いが込められているということです。
