「おにぎり」の専門店が今、全国的なブームで出店が相次いでいます。今、なぜ「おにぎり」なのか? その背景を探りました。

大分県由布市湯布院町に5月オープンした「おむすびcafeTABIMUSUBI」。

この店では羽釜で炊いた県産米を使用していて、椎茸やとり天など大分ならではの具材が楽しめます。ターゲットは、インバウンドをはじめとした観光客です。

(台湾の観光客)「味が良くてとても美味しいです」

人手不足を逆手にとり…「アルバイトでも簡単に作れる」

(おむすびcafeTABIMUSUBI・橋本大河オーナー)「インバウンドの方がかなり増えてきていて、そういったインバウンドの方に、やっぱ日本のソウルフードじゃないですけど、おむすびっていうのを知っていただきたいなっていうところが始めたきっかけです」

オープンした主な狙いは観光客のテイクアウト需要でした。ただ、飲食業界で人手不足が続く中、調理の手軽さも、おにぎりを選んだ大きな要因ということです。

(おむすびcafeTABIMUSUBI・橋本大河オーナー)「職人さんとかがなかなかですね、採用しづらい状況っていうのもあったので、アルバイトの方でも誰でも簡単に作れるっていうところでお店作りはしやすいかなと思います」