今年の高校総体から声出しが解禁。そこで今回は、熊本工業高校の応援団を取材してきました。
熊本県高校総体当日の午前8時。早速、団員は学ランに着替えて応援に向かいます。

応援団長の合澤さんに今日の意気込みを聞くと…。
団長 合澤昊之(ひろゆき)さん「部員を鼓舞できるような応援をする」

まずは、決勝リーグにのぞむソフトテニス部を激励です。4年ぶりの声出しに多くのギャラリーが囲みます。

激励を終えると…いきなり慌ただしくなってきました。男子を応援し始めたのも束の間、駆け足で移動していく団員たち。
合澤さん「(団員に向けて)急げ、急げ、急げ。次はもう女子の応援です」

大急ぎで女子の試合会場へ向かいます。そして試合が終わると、再び移動。次はソフトボール部を応援です。試合の結果は…。

熊工の勝利、団長も一安心です。
合澤さん「(勝つと)やっぱり嬉しいですね。応援していると(選手と)一緒の気持ちになるから」
午前の応援が終わり、束の間の休息。親御さん手作りのお弁当を持参した団員も。

村上真琴さん(1年生)「『チャーハンを食べたい』って言ったら、ご飯が2種類に。おいしいです」
午後の応援もパワー全開ですが、だんだんとみなさんに変化が。
部員「はあ、体力が持たない」

暑さの中での応援と移動が体力を徐々に奪います。しかし、最後の試合はソフトボール部の準決勝。決勝がかかった大一番です。懸命に声を出し続けます。

接戦の末、見事決勝進出!応援をはじめて7時間。やり切りました。
観客「おつかれさまでした~」
合澤さん「自分たちが活動していたことに意味があるのかなと考えたとき、そこ(労いの声を受けると)で実感する。なにより嬉しいです」

応援を終えた1年生部員は?
前田緋葉(ひよ)さん(1年生)「お風呂に入って、寝たいです。即、寝たいです」

応援団の皆さんの頑張りにエールを送りたいですね。みなさん、本当にお疲れさまでした。