公文書の改ざんを苦に職員が自殺したことをめぐる裁判で、大阪地裁は財務省の元理財局長やその部下らの尋問を採用しないことを決めました。
財務省近畿財務局の元職員・赤木俊夫さん(当時54)は、森友学園をめぐる公文書の改ざんを苦に4年前に自殺し、妻の雅子さんは改ざんを命じたとされる佐川宣寿元理財局長に対して1650万円の損害賠償を求めています。
雅子さん側は、佐川氏やその部下、俊夫さんの上司らの尋問を大阪地裁に求めていましたが、5月25日に地裁は「不必要だと考える」として尋問を採用しないことを決めました。
(赤木雅子さんの代理人 生越照幸弁護士)
「残念です。残念だし悔しい。公務員のこういう不正に関しては歯止めがきかないでしょう。特に高級官僚には」
雅子さんは「希望が無くなった。何のために裁判所はあるのか」と話しています。
注目の記事
“しゃっくり” は人間がかつて魚だった名残り?「横隔膜のけいれん」は間違いだった 見過ごせない重い病気のサインにも

「警察官が、鉄砲で撃たれました」110番の音声記録…銃声、うめき声 緊迫した様子 明らかに。 遺族の訴え退けた翌日公開 奥田交番襲撃事件 富山地裁

回答者には「記念グッズ贈呈」との記載も…実は内容のほとんどが嘘の詐欺メール 国勢調査装った詐欺に注意「メールでの回答依頼は絶対にありません」

「気持ち悪いとか言うてたけど...」ミャクミャクが当初の評価から一転「かわいい」に!?グッズに客が殺到 百貨店担当者「ミャクミャクならなんでも売れる状態」

人の肺からプラスチック「解析した全ての患者から検出された」粒子濃度が高いほど炎症値も大きい結果に 医師や研究者の解析で明らかに

「年齢のせいだなと思わないほうがいい」高齢者の7人に1人が“認知症予備軍”?! 早期発見へ見逃せない“サイン”

「逆にお聞きしますが、僕がパクられた時に京アニは何か感じたんでしょうか」言い返す青葉被告を裁判長が制止した 遺族がはじめて被告人質問に立つ【ドキュメント京アニ裁判⑪】

「投資用物件とフラット35」で相次ぐトラブル…住宅ローン4000万円『一括返済』求められ「絶望」勧めた不動産会社Xに取材を申し込むと

幼少期に性被害「ずっと自分を殺したかった」加害繰り返した男性「反抗しない子どもに…」当事者たちの証言【MBSドキュメンタリー映像‘23】

「お金ないし誰の子どもかわからない」路上で赤ちゃん出産…傍聴から見えた女の半生「風俗店勤務でホテル転々…給料の大半はホスト通いに」「過去12回の出産」「妊娠を相談する人がいなかった」
