■3月~6月は「カラスの巣」出現シーズン!

皆さん、いまが「カラスの繁殖期」だということをご存じでしょうか?そしてその時期になると増えるのが、電柱に出来る「カラスの巣」です。いま電力会社では撤去作業に追われています。密着しました。
作業員を乗せたクレーン車が、電柱の先をめがけて上がっていきます。
(記者)
「何メートルくらいまで上がるんですか?」
(中国電力ネットワーク 岡本徳久さん)
「これは15メートルまであがります」
(記者)
「あ、見えてきましたね」

電柱の上に確認できたのは、「カラスの巣」です。木の枝や針金のハンガーなどで器用に作るのですが・・・これを放置すると、大規模な停電のおそれがあるといいます。

■「カラスの巣」で大規模停電発生!
4月26日、広島市です。JRの駅舎の電光掲示板が消え、改札も使えなくなりました。周辺の約2500戸が最大で約2時間半停電。原因は、近くの電柱に作られた巣が電線に接触したためでした。


(利用者)
「切符が買えないので、どうしようかなと」
こうした停電を未然に防ごうと、いま、撤去作業がピークです。
(記者)
「多いんですか?この時期は」

(中国電力ネットワーク 玉井昭紀さん)
「この時期は多いですね。きょうだけで10か所くらいの巣をとる予定です」
(記者)
「そんなにあるんですか?」
(玉井さん)
「はい」
この日向かったのは、岡山市南区の住宅街です。