過去14度のインターハイ出場を誇る華陵。

12度出場の高水。
全国行きのたった1枚の切符を巡り、県内の2強がぶつかりました。
高水のキャプテン・川崎育海。
去年12月に右ひざの前十字じん帯を断裂。
今もまだ、プレーすることは叶いません。
もう一度仲間とコートに立つためにはこの試合に勝ってインターハイ出場を決めなければなりません。
高水 川崎育海キャプテン
「私がとにかく笑顔で明るくいることで、チームもやっぱり自分たちの長所が発揮できると思うので、笑顔でいるべきだなって思ってベンチで座ってました」
前半、激しく体をぶつけ合いながらゴールを狙う両チーム。
ともに、攻守に実力を発揮し、20分を過ぎた時点で7対7。
シーソーゲームとなります。
この均衡を崩したのは高水。
星野・沢原を中心に連続得点。
12対9で前半の30分を終えます。
追いかける華陵。
新チーム発足後、高水との対戦は6度。
一度も勝ちはありません。
華陵 前川奈々美キャプテン
「(前半)自分たちのペースは作れてたから、後半でしっかり巻き返そうっていうのを」
後半開始直後、高水が3連続得点。
いきなり5点に差を広げられますが華陵も猛追します。
3連続得点で、2点差に迫ると。
ここからは、一歩も引かぬ打ち合いに。
高水が4連続得点を奪えば…、華陵も、負けじと4連続得点。
そして・・・
関係者も「今年一番の試合」と口を揃えた、60分間の死闘。
軍配は、高水に上がりました。
高水 川崎育海キャプテン
「みんなが笑顔でこっちに来た瞬間がすごくうれしくて、ここの大会を頑張ってくれたので、次はコートに立てるように頑張って行こうと思います」
高水 松本実子ゲームキャプテン
「(川崎キャプテンは)笑顔で送り出してくれたので、とても心強かったし、また一緒にできるっていう喜びがすごいあります。全員で戦ってインターハイで優勝することが目標です」
敗れた華陵。
キャプテンの前川奈々美は広島から全国を夢見て山口にやってきました。
華陵 前川奈々美キャプテン
「自分は頼りないキャプテンだったと思うんですけど、副キャプテンの吉國だったりとかいろんな人に支えられてここまでやってこれたかなって思ってます。一番は3年間一緒に戦ってきてくれてありがとうっていう気持ちです」