賞金&ポイントどうなる?

山内キャスター:
提訴の結果については、これから判断されますが、今後について沢松さんは「ルールが変更されれば、ポイントは返ってくる可能性はある」と話しています。
そして今回、優勝を決めた加藤選手のスピーチは異例でした。原稿を用意して、英語は決して苦手ではないからと、自分の言いたいことを話しました。

加藤選手のスピーチ
「賞金とポイント、自分の名誉を取り戻せるよう、前向きな提訴の結果が出ることを期待する」

山内キャスター:
このスピーチに対して沢松さんは「直接観客に訴えることで、一石を投じたかったのではないか」と見ています。
また試合自体についても、例えば通常、失格になると、その大会の中の他の種目に出ることはできないそうです。ただ今回は、女子のダブルスでは失格になりましたが、混合ダブルスに出場することができました。

これに対して加藤選手は感謝を述べていました。こういうところからも沢松さんは「大会側も失格処分に対して“後ろめたい気持ち”もあるのではないか」と話されています。

日比キャスター:
ルールは競技のためでもありますし、見ている観客のためにも気持ちよくプレーできるためにありますから、スピーチを通して何かきっかけになるといいですね。

宋美玄さん:
SNSもそうですし、スピーチの場で選手が従うだけじゃなくて、思いを伝える場があるのは、とてもいいことだと思います。

井上キャスター:
スピーチを行うのに、とても勇気がいったでしょうね。でも加藤選手以外のどの選手でも今回なり得たことですよね。
これで注目を浴びたからには、大会側が変えるべきところは変えるというのは大切だと思います。