地元の先輩や仲間につられて これまでに覚醒剤で7回逮捕
一方、こちらの男性は、施設のスタッフを務めるジャンクさん。
15歳の時、地元の先輩や仲間につられて覚せい剤などに手を出し、これまでに7回、逮捕された。
今後、違法薬物との関係を断ち切る決意で、顔を出しての取材を引き受けてくれた。

ジャンクさん(アノニマスネーム ※1)
「刑務所という所がひとつのネットワークを作ってしまう。変な意味で。そういう側面も持っている。だから、刑務所で仲間と知り合って、そこで輪が広がってしまうこともものすごくある」

※1 「アノニマスネーム」は、この施設や会合で使用する名前。ニックネームのようなもの。
最初、違法薬物とは知らずに使ってしまった
また、手を染めた人のなかには、最初、違法薬物とは知らずに使ってしまったケースもあるという。
君枝さんもその1人だ。
君枝さん(アノニマスネーム)
「援助交際で知り合った男性に紹介されてやった。男性から気持ちいいものがあるよと紹介されて」
記者:「覚せい剤とは知らなかった?」
君枝さん:「知らなかった…」
