静岡県富士宮市の子どもたちが平和を願って絵画を描く国際プロジェクト「キッズゲルニカ」の制作に臨んでいます。富士宮市内の小学校では、6月1日に予定されているお披露目に向け、先週末、仕上げの作業が行われました。
巨大なキャンバスに描かれた富士山にニジマス、そこに平和の象徴であるハトや笑顔で遊ぶ子どもたちの姿が描かれています。
これは、子どもたちが平和をテーマに絵画を描く国際的なアートプロジェクト「キッズゲルニカ」で、巨大なキャンバスは戦争の悲惨さを描いたピカソの代表作「ゲルニカ」と同じ大きさです。
<児童>
「デイジーという花を描いている。平和を象徴する花」
3月に始まった制作作業もいよいよ最終日。平和の象徴とされるデイジーの花を全校児童の数の分、描くなど、仕上げの作業を行いました。
<富士宮市 須藤秀忠市長>
「いいね。Peace(ピース)だ」
子どもたちを激励しに訪れたのは、富士宮市の須藤秀忠市長です。「キッズゲルニカ」は、6月、市政施行80周年を迎える富士宮市の記念事業の一環として企画され、市内の3つの学校で制作が進められてきました。
<富士宮市 須藤秀忠市長>
「絵がとても明るい。本当に子どもたちが平和を求めている。平和は大事だなといった思いが伝わってくる」
富士根南小学校では、これまでにのべ160人の子どもたちがボランティアで参加し、一筆一筆に平和への想いを込めました。
<富士根南小学校6年 中島彩瑛さん>
「富士宮の有名な富士山やニジマスを描き、平和な世界になって欲しいという願いを込めて作った」
<富士根南小学校6年 目黒柚妃さん>
「戦争などがなくなる世界になって欲しい」
そして、制作開始からおよそ2か月、富士山のふもとから世界に平和へのメッセージを届ける巨大な絵画が完成しました。
<児童>
「(どの辺りを頑張った?)顔とか服」「平和になると良いと思う」
5月23日、子どもたちから市役所の担当者に手渡された絵画は、6月1日に行われる「富士宮市制施行80周年記念式典」の場で、お披露目される予定です。
注目の記事
「市民に信を問う」“学歴詐称”疑惑で不信任決議を受けた静岡・伊東市の田久保市長、議会解散を選択 「伊東市がどうなっても関係ない」市民からは怒りの声【news23】

“あと1個”や“残り1分”「ダークパターン」の可能性、“ひっかけ型”で定期購入も【Nスタ解説】

【最新】女子中学生をはねとばした”危険運転” 事故から2週間...中学生は未だ意識不明 ドライバーは "停車した車" を追い抜き命を危険に...「危険運転」とは何か 事故の状況からわかる恐ろしさとは(山形・酒田市)

「胸がなくても大丈夫」乳がん公表の梅宮アンナさん…闘病から電撃結婚までを語る 家族への願い「変わりなく接してほしい」

【初密着】110番通報を受ける『大阪府警・通信指令室』 約2割は"迷惑通報"など緊急性なし「何千回も同じ内容でかけてくる」 それでも府民の命を救うため「どんな声にも耳を傾ける」

「謎の光る帯」上空で目撃 明け方に揺れるその正体は…専門家に聞いてみると 鹿児島・姶良市
