週末、静岡県菊川市で起きた大規模断水は、丸3日経った5月23日、ようやく解消しました。およそ6700世帯に影響が出た断水、なぜ、ここまでの騒ぎとなったのか。壊れた水道管の老朽化に注目が集まっています。
菊川市内にあるフレンチレストランです。土曜日から水が出なくなり、ランチで満席の予定だった週末の営業を取りやめました。
<西欧料理サヴァカ 山口祐之オーナーシェフ>
「お手洗いなどを考えると無理だと考えて、(土日の)営業をあきらめました」
23日にようやく水が出たことから25日からの営業に向けて、準備を進めていますが、まだ、不安は残るといいます。
<西欧料理サヴァカ 山口祐之オーナーシェフ>
「まずはホッとしたのが正直なところと、これが続くのかと、半分不安もある。これが1カ所にとどまらず、あちこちで起こる可能性を考えると不安でしょうがない」
今回の断水は、菊川市西方の水道管が破損したことから始まったとみられます。
<寺田亘輝記者>
「断水の原因となった場所は大型車の交通量が多く、起伏の激しい場所で、水道管が耐え切れなくなったとみられています」
近くには工場が多く、交通量が多いことに加え、道路はアップダウンが激しく、水道管に負担がかかりやすい場所だったというのです。
<2019年の事故当時の映像>
「静岡市清水区の国道1号線の歩道の地面から水が溢れています」
実は静岡県内でも、水道管の破損をめぐるトラブルは後を絶ちません。3年前に静岡市で起きたトラブルでは、埋設から70年近くも経った水道管に大きな穴が開きました。今回破損した水道管も埋設からちょうど50年が経過していました。
<菊川市水道課 山内輝男課長>
「水道管の耐用年数は40年だが、その1.5倍の60年を目安に交換している」
これは菊川だけの問題ではありません。国のデータによると、法定耐用年数の40年を超えた水道管の割合が年々増加する一方、新しいものに交換した率は低いままです。
<菊川市水道課 山内輝男課長>
「人口減少にともなう水道料金の減少による収入不足や職員の人員の減少、なかなか回り切れない」
菊川のような断水は私たちの街でも起きかねないということですか。
<影島亜美アナウンサー>
そうなんです。例えば、静岡市の場合、小さな水漏れを含めると、年間およそ2000件の修復工事を行っているといいます。中には90年以上経ったものが現役で使われていたというケースもあり、かなり深刻な状況です。
菊川市の担当者は、お金ができるだけかからない工法を考えたいということですが、どうしても工事費用がかさみ、水道料金に上乗せする自治体も出てきています。
私たちはいつ同じようなことが起きてもいいよう、災害同様、備えが必要です。
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