原因は強いかゆみで脱毛する病気


富山市ファミリーパーク 加藤あかね獣医師:「あーなるほどー」

記者:「これはいったい何の動物なんですかね?」
富山市ファミリーパーク 加藤あかね獣医師:「これはですね、タヌキですね」

記者:「タヌキ!」

富山市ファミリーパーク 加藤あかね獣医師:「タヌキです」
謎の生物の正体。それはタヌキだったのです。


なぜ、このような姿になってしまったのでしょうか?
富山市ファミリーパーク 加藤あかね獣医師:「これはですね。ヒゼンダニというダニが皮膚に穴を空けて皮膚の中に入っていくことで、動物に強いかゆみを与えます。かゆくなった動物は身体をかいてしまったり、こすりつけたりして、皮膚自体が脱毛していくというのが特徴的な病気です」


これは「疥癬(かいせん)」と呼ばれる病気で、ダニの一種、「ヒゼンダニ」が皮膚に寄生して起きるといいます。

ヒゼンダニは、体長が0.2ミリから0.4ミリほどで肉眼では確認が難しいくらいほど小さいのです。


そしてヒゼンダニは、タヌキに限らず、ペットのイヌやネコにも寄生すると、加藤獣医師は話します。

さらに…。